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最新の記事「「とりあえずバグ管理」のための Excel テンプレート(2019年版)」をご確認ください。
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近年、ソフトウェア開発の品質管理についてのセミナーやイベントが増えてきていると思う。これは官公庁などが数年前から言ってたことで、ソフトウェア産業の課題として「ソフトウェアの信頼性向上」がもっとも急がなければならない課題であると言われている。ことに関係してると思われる。
上の例は組込ソフトウェアを中心に業界全体について記述されているが、自分たちの一番身近なところでソフトウェアの品質管理に役立つであろう、Excel テンプレートを公開したいと思う。
当社のようにエンタープライズ系のソフトウェアを開発している企業においても、課題管理、障害管理、バグ管理といわれる情報を簡単に確実に管理することは、開発の効率化やバグを漏らさずに修正し、品質の向上につながると考えている。 特に
- バグの発生日、発見者、再現方法、対応者、対応内容、テスト状況等の情報管理
- ソースコードの変更、改修内容、改修理由
を追跡できることが重要である。
バグ管理のためのシステム「バグトラッキングシステム」があるが(実際に当社の開発では利用している)いきなり、バグトラッキングシステムと言っても導入までの手順や仕組みを理解する必要があり、障壁は高い。
そこで、「もっと簡単に、だれでも、すぐに」バグ管理をはじめることができる、MS Excel テンプレートを公開する。
バグ管理をするために最低限必要なこととして
- 起票日 障害を発見した日を入力する
- 起票者 障害を発見した人の名前を入力する
- 区分 バグか課題か要望なのか・・・を決める
- 状態 バグが発生した後、現在の状態「未着手」「完了」「対応なし」などを管理するための場所
- 内容 バグの再現方法や発生状況をわかりやすく書く場所
ここまでの情報がバグを報告する人が記入する内容である。
バグに対して、開発者側の項目として
- 担当(チーム、人) だれが担当するのか名前を入力する
- 回答日/対応日 バグに対して回答した日を入力する
- 対応内容 対応した内容を出来るだけ分かりやすく入力する
簡単にということで項目を挙げていったが、多くなってしまった。
実際に開発現場で運用する場合、もっと多くの項目が必要になると思われる。 もし利用されるという方は、自分たちの環境やワークフローに合わせてカスタマイズしてもらえればと思う。
ダウンロードはこちら(template_bts.zip)
Microsoft Excel 2003 にて確認。 NOD32(2009/07/16)でウィルスチェック済み