プログラマーのジレンマ

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sugimotoです。

まだ途中ですが、「プログラマーのジレンマ」を読んでいます。

Lotus 1-2-3を開発したミッチ・ケイパー(Mitchell David Kaper)がOpen Source Applications Foundation(OSAF)を設立し、世界を変える夢のソフトウェア「Chandler」を開発する過程を描いた物語です。

作者のまえがきに「この本はソフトウェア開発者向けのハウツー本ではない」とある通り、OSAFをケーススタディとしたソフトウェア開発についての考察はなく、夢のある大義名分とソフトウェア時間の中で埋もれていく開発者たちの様子を淡々と描いています。

本を読んでいると、昔話のようですが、ミッチ・ケイパーのBlogや、OSAFのサイトを見ると現在の話なんだなと、思います。

ソフトウェア開発者に限らず、ものを作る人にとっては、自分の作るものを最高の状態で世の中に送り出したいと考えます。 しかし実際には、最高のものが世の中に出せることはほとんどなく、「折り合いをつけたもの」が世の中に出ていきます。

「この本はソフトウェア開発者向けのハウツー本ではない」ですが、開発者にとっては、とても考えさせられ、勉強になる本です。

  • ChandlerのASPサービス、Chandler Hubに登録してみましたが、カレンダーが途中で固まり、操作できなくなってしまいました。。残念。。

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